
ご覧いただきありがとうございます。
【橘 レモンとみかん】です。
※この記事には、狩猟に関するリアルな話が含まれます。苦手な方は無理をなさらず、ここでそっと閉じてくださいね。
また、動物愛護や保護の観点を大切にされている方へ。私たちも命の重さを強く感じながら向き合っています。この記録は「命を奪うことの現実」と「いただく責任」を、自分たちの言葉で残すためのものです。
この記事は、これまで農業や狩猟に携わったこともない地方都市育ちの「田舎生活ド素人夫婦」が、三重県いなべ市に引っ越し、あえて師匠をつくらず体当たり方式で“安心して食べられるものを自分たちで作る・育てる・狩る”ことに挑戦している奮闘記です。
今回は【狩猟免許の取り方】について、実体験をもとにお伝えしていきます。
はじめに|狩猟って、どうやって始めるの?
「狩猟やってみたいけど、何から始めたらいいの?」
これ、私たちもまったく同じ状態でした。
・誰に聞けばいいのかわからない
・申請方法がわからない
・難しそうで一歩踏み出せない
正直、“ハードル高そう…”って思いますよね。
でも実際は、手順さえわかれば誰でもスタートできます。
狩猟免許の種類|まずはここを知る
狩猟免許にはいくつか種類があります。
- わな猟免許
- 第一種銃猟免許(散弾銃・ライフル)
- 第二種銃猟免許(空気銃)
- 網猟免許
私たちは、基本的に作物を荒らす獣害を対象としていたため、初心者向きのわな猟免許に挑戦しました。ちなみに、銃は以外と手続きも多く、取得にはいくつかの条件をクリアし、所持には細かな管理、そして初期費用も結構かかります。
※レモンのみ、わな免許取得後に、第一種銃猟免許(散弾銃・ライフル)も取得しましたので、銃に関しては別記事でご紹介します!
ステップ①|試験日を確認する
わな免許に挑戦しよう!
そう思ったら、まずは、お住いの地域の「狩猟免許試験の日程」をチェックします。
「住んでいる地域名 狩猟免許」で検索すると、自治体の公式サイトに日程や案内が掲載されています。
毎年、案内ページのURLが変わったりしているため、挑戦したいと思ったタイミングで、ネット検索をしご確認ください!
👉ポイント
・年に数回しかない
・定員がある場合もある
※特に、日にちと会場が異なる場合も多く、自宅から近いなど利便性のいい会場だった場合、すぐ満員になることが多い傾向にあります。なので、早めの確認が大事です。
ステップ②|申請書類を準備
次に必要書類を揃えます。
主なもの👇
・狩猟免許申請書
・証明写真(約1,000~1,500円)
・医師の診断書(約5,000~病院による)
・住民票(約300円~)
・受験手数料(約5,200円~)
ここで私たちは「そもそも狩猟のための診断書ってどこで見てもらえるの?」状態。(笑)
とりあえず、私たちは近くの病院に電話をし、「狩猟免許に挑戦するための診断書を書いていただけますか?」と確認して探しました!
ステップ③|講習会(予備講習)を受ける
試験の前に講習会があり、参加は任意で講習料(約1万3,000円~)かかります。
ここで👇
・法律
・安全管理
・狩猟のルール
・試験のポイント
などが学べるため、受けておいた方が合格できる確率が上がると思います。
ちなみに私たちは受けました!正直、高いな~っとは思いましたが、受けて良かったと思っています!
開催しているのは、管轄の猟友会が多いと思いますので、一度、調べてみてください!
ステップ④|いよいよ試験
試験は主に3つ👇
① 学科試験(○×形式など)
② 適性試験(視力・聴力など)
③ 実技試験
わな猟の場合は👇
・罠の種類
・設置方法
・違法になるパターン
などが問われます。
実際に受けてみて思ったこと
正直に言います。
講習を受けて、その後に復習すれば大丈夫!だと感じました。基本的に暗記ですが、簡単とは言いません。
逆に言うと
「何も知らない、勉強しないと普通に落ちる」
というレベル感です。
私たちは、実技試験の会場では緊張したし、学科試験は講習でもらった本を直前まで読んだり、問題を出し合ったりしていました!
ステップ⑤|取得後すぐに狩猟できるわけではない
皆さん!ここ、かなり重要です。
免許を取っただけでは
すぐに狩猟はできません。
必要なのは👇
①狩猟者登録
②保険加入
③地域との調整
まず、お住いの地域の自治体に申請書を出しに行きます。基本的に、申請する書類の中に「保険の加入」が条件に含まれています。なので、申請する前に保険加入を済ませていなければいけません。
私たちは最初、個人で保険に加入しようと考えていました。ですが調べた結果、狩猟人口の減少もあり、以前まで取り扱っていた保険会社が販売中止をしていたり、団体でないと加入できないという現状を知りました。
正直、猟友会は会費が高く入会を渋っていたのですが、、、
現状は猟友会に加入しなければ狩猟保険の加入が難しいため、加入することに決めました。
結果的にスムーズに手続きをしていただけて、簡単に管轄の自治体に申請書を出すことができました。
ちなみに、有害鳥獣駆除は自治体として設けている場所でしかできません。また作物被害にあった、被害者に依頼されて初めて申請できることをお見知りおき下さい。有害鳥獣駆除の申請書についても、お住いの自治体にお問い合わせください!
そして、有害鳥獣駆除だろうと趣味の狩猟だろうと、暗黙のマナーは存在します。
基本的に狩猟に入る山や、田畑には持ち主がいますし、どの地域にも必ず先輩猟師がいます。変なトラブルをさけるために、一言ご挨拶をして始めることをおすすめします。
狩猟は“覚悟”のある人の選択
狩猟免許は、
ただの資格ではありません。
・命を奪う責任
・自然と向き合う覚悟
・食べることの意味
これらと向き合う入口です。
私たちが最初に取った免許は「わな猟」だったので、狩猟免許講習の時、講師から言われた言葉あります。
皆さん、わなにかかった後は、
どう命を奪うのか、イメージできていますか?
基本的に「わな猟」は、
金属バットなどで頭を打ち、
脳震盪や気絶させた後に、
喉元をナイフで刺し血を抜き、
その1つの命を奪います。
皆さんには、その覚悟がありますか?
そして命を奪ったあとの動物はどうしますか?
ただ土に埋めて終わりですか?
できるだけ、さばいて、その命を食べてください。
そして自分たちの命に繋いで下さい。
私たちは、初めてこのような具体的な言葉を聴いて、初めて狩猟というイメージが湧きました。
この言葉を耳にしたとき「私たちに本当にできるのか?やるからには、それ相応の覚悟が必要だ」と再認識したことを今でも鮮明に覚えています。
行動ステップ(まとめ)|狩猟免許の取り方
① 試験日を調べる
・「住んでいる地域名 狩猟免許」で検索
・都道府県の公式サイトで日程確認
・人気の会場はすぐ埋まる → 早めにチェック
② 受験の申し込みをする
・申請書をダウンロード or 役所で入手
・締切を必ず確認
③ 必要書類をそろえる
・狩猟免許申請書
・証明写真
・医師の診断書(病院で取得)
・住民票
・受験手数料(約5,000円前後)
👉診断書は「狩猟免許用」と伝えればOK
④ 講習会(予備講習)を受ける(任意)
・費用:約1万円前後
・法律・安全・試験内容が学べる
👉初心者は受けるのがおすすめ(合格率UP)
⑤ 試験を受ける
・学科試験(○×など)
・適性試験(視力・聴力・手足の軽い運動)
・実技試験(罠の扱いなど)
👉講習+復習すれば合格できるレベル
⑥ 合格後|狩猟者登録をする
・自治体へ申請
・狩猟者登録が必要(これで初めて狩猟OK)
⑦ 保険に加入する
・狩猟者登録には保険加入が必須
・猟友会に入るとスムーズな場合が多い
⑧ 地域への確認・挨拶
・山や田畑には所有者がいる
・トラブル防止のため事前に確認・挨拶
⑨ 有害鳥獣駆除の場合
・自治体の許可が必要
・被害が出ている場所のみ
・依頼ベースで動くことが多い
最後に
最初はわからないことだらけでした。
でも、一歩踏み出してみると
少しずつ世界が見えてきます。
もしあなたが👇
・食に興味がある
・自然と関わりたい
・自分の手で生きてみたい
そう思っているなら――
狩猟免許、ひとつの選択肢として
ぜひ考えてみてください。
次回は、
「無理かもしれない」初めて獣を仕留めた瞬間の本音
より、リアルな現場の話を書いていきます。
