自然栽培の米作り|直播と苗代どっちがいい?2年目のリアル比較と実践記録

橘家
橘家

初めましての方も、お久しぶりの方も!
ご覧いただきありがとうございます。
【橘 レモンとみかん】です。

この記事は、これまで農業に携わったこともない地方都市ちほうとし育ちの「田畑作業ド素人夫婦」が、三重県いなべ市に引っ越し、あえて師匠をつくらず体当たり方式で“安心して食べられるものを自分たちで作る”ことに挑戦している奮闘記です。

今回は【米作り2年目の種まき】に関する内容です。2年目の今年は、育苗方法を見直し、直播(じかまき)と苗代(なわしろ)の2つに絞って挑戦することにしました。

前回のあらすじ

今年はこの2つの田んぼで米作りを挑戦しています!
①昨年からお借りしている田んぼA
②新たにお借りした田んぼB 耕作放棄地こうさくほうきちでした(=今まで使っていたが1年以上作らず、今後も使う予定がない土地)

前回の内容は、温湯消毒から浸水までをご紹介しています
→「自然栽培 米作り 種籾準備から浸種までの流れを写真付きで解説


1年目の種まきは、とにかく全部やってみた

昨年は、右も左もわからない状態からのスタート。

・直播
・苗代
・ポット育苗
・トレイ育苗

思いつく限り、すべての方法を試しました。
1年目の内容はこちら
→「見よう見まねの育苗に挑戦!

正直なところ、
「どれがいいのか」ではなく、
まずは、何がなんでも米を育てたい!
保険には保険をかけて
「手当たり次第にやってみる」という一年でした。

結果は、すべて発芽し、収穫までたどり着けた経験は、大きな自信になりました。


2年目は“絞って深める”選択

そして迎えた2年目。

今年は、昨年の経験をもとに
直播と苗代の2つに絞ることにしました。

理由はシンプルで、

・より自然に近い方法で育てたい
・作業の負担を減らしたい
・それぞれの違いをしっかり見たい

「広く試す」から「深く向き合う」へ。
カッコ良く言うとそんなイメージです。

本音は、ただ、ラクしたいからです。


①直播|やり方を変えて2パターン挑戦

直播は、さらに方法の幅を広げてみました。

A:株間30cmで種まき(昨年の田んぼ)

昨年はとりあえず、花咲かじいさんのように種をパッと蒔いただけで終わりました。
今年は、冬季湛水していた水を一度抜き、
昨年の稲株40㎝×40㎝を利用しつつ、「30cm×30cmに変更し、土に押し込む形で種をまきました。」

この目的は、

1,間隔を近くすることで、自然栽培としての収穫量を増やしたい
2,水を抜いて種まきをする形になるため、圧倒的に歩きやすい
3,もし種まきした場所で育ったくれたら来年から、苗代づくりと田植えをしなくていいカモしれない

といったねらいがあります。

最初だけ手間はかかりますが、(極力、ラクして)不耕起の自然栽培で美味しい米を育てたい方には合いそうです。


B:水を張ったままバラまき(新しい田んぼ)

こちらは、水を張った状態のまま「種をバラまき」しました。

その理由は、バラまきをして間引きした方が、苗代から苗をとって手植えするよりラクじゃねぇ?と思ったからです。

なぜこのような考えに至ったかというと、

新しく増えた田んぼは、整地のためにいたしかたなく一度、耕したからです。

正直、本当は耕したくありませんでした。
理由は2つ
①自然な栄養が作られた土壌の状態を壊してしまう
②耕した後に水を入れた田んぼは、沼のごとく歩くのが困難になる…=苗代からの手植えは、想像以上の重労働となる想定(※昨年経験したから)

ガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル

なのでこのやり方が成功した場合、今後、新しい田んぼがガタガタしている場合のみ、挑戦するやり方となります。
まぁ、結局、芽が出なかったら、保険で作った苗代からの手植えになりますがね…

⸜( ¯ε¯ )⸝フッ

(※まいた瞬間/沈んだ種の写真)を撮ってここに載せたかった。


②苗代|面積を広げて安定感を重視

苗代は昨年も行いましたが、
今年は田んぼが1つ増えたので保険という名の名目で面積を広げて挑戦しています。


苗代づくりの流れ

まずは作業前の状態。
見事なまでのグリーンです。

ここから水路を作り、土を整え、苗代スペースを作っていきます。
使ったのは、

鍬・角スコップ・剣スコップ・2人分の手足
下の写真は途中経過です。

もう、ぬかるんで、ぬかるんで、、
長靴がハマりにハマる為、1名は長靴を放置して裸足でやりとげました。
※奥に長靴が写っているのはここだけの話…

レーキでならしながら、
水持ちと排水のバランスを意識。

する余裕なんてなかったよね。
とりあえず、くわだろうと、どんなスコップだろうと、
水を含んだ土をすくうって、本当に重いからね?
※途中、何度もすくった土を積み上げるフリして、スコップ投げたのもここだけの話…

とにかく形ができればそれでいい!
そう、目標は、とにかく形を作ることなんだ‼

途中、遠くの方を見たり、空を眺めてみたり、
オタマジャクシをすくってみたりしてたら
形ができました。

形ができたら
・苗代に被るぐらい水を入れて
・種をバラまき
・スコップで平らになるように鎮圧?という名のなでる作業

これで完了です。

直播に比べてひと手間かかりますが、
我ながらいい出来なのではないでしょうか?

今年も芽がでますように
(ノ゚ロ゚)ノ<祈祈祈祈


やってみて感じた違い

2年目の現時点で感じているのは、

直播
・シンプルで手間が少ない
・種まきだけは、最初に田植え的な作業をすることになる

苗代
・安定した育苗ができそう
・苗代作るのめっちゃ大変、後から田植えは必須

どちらにも良さがあり、
「正解を選ぶ」というより、
「どう育てたいかを選ぶ(=いかにラクして育てたいかを選ぶ)」感覚に近いと感じています。


2年目だからこそ見えること

1年目は、ただ必死でした。

でも今年は、

・なぜこの方法にするのか
・どこを丁寧にするべきか

少しずつ考えながら進められています。

同じ“種まき”でも、
経験があるだけでこんなにも見え方が変わるんだと実感しています。


まとめ|自然栽培は「試して、絞って、また試す」

自然栽培の米づくりは、
一度で正解にたどり着くものではなく、

試して、感じて、また選ぶ。

その繰り返しだと思っています。

今年は、直播と苗代に絞ったからこそ見える違いを、しっかり観察していきたいと思います。


次回は「苗の成長記録」をお届けします!