稲穂から「脱穀・籾摺り・選別」を経て、そして米になった

橘家
橘家

ご覧いただきありがとうございます。
【橘 レモンとみかん】です。

この記事は、これまで農業に携わったこともない地方都市ちほうとし育ちの「田畑作業ド素人夫婦」が、三重県いなべ市に引っ越し、あえて師匠をつくらず体当たり方式で米作りをする。
その【脱穀だっこくから精米せいまいまで】に関する内容をご紹介します。

前回までのあらすじ

前回の内容はこちら
→①「見よう見まねの育苗に挑戦!
→②「手でお米の苗を植えてみた!
→③「鎌で稲刈り、竹に「はさがけ」を初体験

今年の4月に急遽、耕作放棄地こうさくほうきち(=今まで使っていたが1年以上作らず、今後も使う予定がない土地)を、お借りできることになったので「①米の種を芽出しして、苗に育てる/②手植えする/③鎌で稲を刈り、はさがけをする」ところまでの奮闘記ふんとうきつづっています。


脱穀機で脱穀する

いよいよ、乾燥かんそうを終えた稲たちとの最終決戦です。

とにかく、昔ながらの脱穀機だっこくき脱穀だっこくしまくる

2~3週間しっかり乾いた稲を前に、
「いよいよここまで来たか…」と少し感動。

今回使ったのは、昔ながらの脱穀機だっこくき

見た目はシンプルですが、
これがなかなかの働き者です。

まずは地面にブルーシートをき、
飛び散るもみをしっかりキャッチする準備。

そして、麻紐あさひもで束ねた稲穂いなほを手に持ち、
脱穀機だっこくきに押し当てていきます。

ガーコン、ガーコン
バラバラバラッ!!

という気持ちいい音とともに、
もみが一気に外れていきます。

正直、めちゃくちゃ楽しい。笑

ただし調子に乗ると、
もみ四方八方しほうはっぽうに飛び散るので注意です。

とにかく、稲穂いなほを外しまくった結果

脱穀後だっこくごはこんな感じ。

さっきまで「」だったものが、
一気に「もみ」へと姿を変えました。

達成感たっせいかんと同時に、
「ちゃんと米になりそうだな…」と一安心。

一方で、脱穀だっこくし終わったわらの山も完成。

これも来年以降らいねんいこうにしっかり活用予定です。


振るいにかける

とにかく、振るいにかけて選別していく

脱穀した直後は、
籾だけでなく、細かい藁くずやゴミも混ざっています。

ここで登場するのが「振るい」。

とにかく、ふるって、ふるって、ふるいまくる。

地味ですが、この作業がめちゃくちゃ大事。

振るいにかける前と後では、
見た目のキレイさがまるで違います。

少しずつ“商品っぽさ”が出てきて、
テンションもじわじわ上がってきます。

振るいにかけている途中
振るいをかけた後

籾摺り・選別・精米

今年は、籾摺もみすり・選別せんべつ精米せいまいはプロへお願いしました。

それぞれどんな工程かというと

籾摺もみすり(もみを外して玄米にする)
選別せんべつ(虫食いや粒の大きさなどを分ける)
精米せいまい(白米にする)

正直、ここは設備せつびが必要なので、
素直に頼るのが正解だと判断しました。

「全部自分でやる」もロマンですが、
「任せるところは任せる」も大事ですね。


そして、ついに…精米されたお米とご対面

後日、受け取った精米後のお米。

袋を開けた瞬間、

「うわ…ちゃんと米だ…」

当たり前なんですが、
めちゃくちゃ感動しました。

種から始まり、
手で植え、
手で刈り、
干して、
脱穀して…

ようやく辿り着いたこの白米。

スーパーで買えば一瞬ですが、
ここまでの過程を知ってしまうと、
もう見え方がまるで違います。


今回はここで、ひと区切り

本当はこのお米を炊いて、
味までお伝えしたかったのですが…

肝心の「炊きあがり写真」を
撮り忘れるという痛恨のミス。笑

ということで、
今年の米作り記録はここで完結です。

やってみて分かったこと

・米作りは想像以上に地道
・でも、その分めちゃくちゃ面白い
・そして、自然には勝てない

なにより、

「食べ物を作るってこういうことか」
「自分で作ったお米は今まで食べた中で一番うまい!」

という感覚を、
体で理解できた一年でした。


来年は、もっと上手くやりたい

今回やってみて、
改善したいポイントもたくさん見えてきました。

・年間スケジュールを立てること
・藁を活用していくこと
・作業効率の見直し

そして何より、

ちゃんと写真を撮ること。笑


来年に、期待

ド素人の体当たり米作り。

ひとまず無事に「お米の形」にはなりました。

しか~し!実はここからがスタート。

来年は、今年よりちょっとだけ上手に。

そして次こそは、
「味」までしっかりお届けできるように。

また一から、挑戦していきます。

(おわり)