自然栽培 米作り|直播から手植え、そして人生初の田植え機へ!2年目の田植え記録

橘家
橘家

初めましての方も、お久しぶりの方も!
ご覧いただきありがとうございます。
【橘 レモンとみかん】です。

この記事は、これまで農業に携わったこともない地方都市育ちの「田畑作業ド素人夫婦」が、三重県いなべ市へ移住し、あえて師匠をつくらず体当たり方式で”安心して食べられるものを自分たちで作る”ことに挑戦している奮闘記です。

前回までのあらすじ

米作り2年目の今年は、この2つの田んぼで米作りを挑戦!
①昨年からお借りしている田んぼA
②新たにお借りした田んぼB ※耕作放棄地こうさくほうきちでした(=今まで使っていたが1年以上作らず、今後も使う予定がない土地)

前回までの内容
→①「自然栽培 米作り 種籾準備から浸種までの流れを写真付きで解説
→②「自然栽培の米作り|直播と苗代どっちがいい?2年目のリアル比較と実践記録

今回は、苗代で育てた苗の成長と、手植え、そして人生初の田植え機での田植えについてお届けします。


直播してみた結果…

前回の記事では、直播と苗代の2つの方法で育苗に挑戦しました。

直播は、
昨年から使っている田んぼでは30cm×30cm間隔に種をまき、新しく増えた田んぼでは水を張った状態で種をバラまきしました。

数週間後、田んぼを見に行くと、どちらの田んぼもしっかり芽が出ています!

「よかった〜!」

と一安心したのも束の間…。

芽が出ている場所が数本ずつ、しかもバラバラ。

自然栽培なので、それも自然な姿なのかもしれません。

ですが、このまま育てると秋の稲刈りが大変そうです。

そこで今年は、直播した苗も活かしながら、手植え用に植え直すことにしました。

「直播したのに、結局手植えするんかーい!」と、自分たちでも思わずツッコミ(笑)

でも、それも実際にやってみたからこそ分かったこと。

失敗も経験の一つとして、次につなげていきたいと思います。


苗代は順調…?いや、雑草も順調(笑)

一方、苗代はというと…。
「そろそろ大きくなってるかな?」と見に行くと、一面緑。

「どれが稲で、どれが雑草?」

という状態でした(笑)

苗代で育苗中の写真
苗代を作る前の写真

え?苗代作る前と同じじゃね???
デジャヴ ((((;゚Д゚))))?
も、もちろん。放置していたわけじゃないよ。

兼業農家なので毎日付きっきりという訳にもいかないじゃん?
気が付けば雑草たちが元気いっぱいだったんだよね!

だけど、昨年より広めに作った苗代のおかげで、しっかり苗は育ってくれました。
(恐らく、これ稲の苗だよね?と思いながら手植えしたのはここだけの話…)

ここで一つ学んだことがあります。

私たちは基本的に「1ヵ所、1本植え」で田植えをしています。
だからこそ足りるだろうと思って広めの苗代を作りましたが、5畝分ぐらいにしかなりませんでした。
そのため、1反分の苗を準備するだけでも、思っていた以上にたくさんの種籾が必要でした。実際にやってみると、ざっくり計算だけでは、分からないことばかりですね。

苗代から、苗をとった後の写真

やっぱり手植えは腰にくる!

さあ、苗の準備できたので、まずは不耕起栽培の田んぼへ手植えです。

去年も経験しているので、少しは慣れたつもりでした。

ところが…。

不耕起の田んぼは地面がカチカチ!

少し水を入れて土を柔らかくしてから、一本一本植えていきました。

手で植える時間は、とても贅沢。

苗一本一本に自然と愛着が湧いてきます。
そして真夏日でも、水を張った田んぼの中に長靴で入っているせいか、全く暑く感じない。
なんて爽やかで、たまに吹く風も心地よい。

ですが…。

やっぱり腰が痛い(笑)

立って、しゃがんで、また立って。

何度も繰り返しているうちに、腰が悲鳴をあげました。
う~ん。もっとラクな方法ないかな…

それでも植え終わった田んぼを眺めると、不思議と達成感があります。


まさかの田植え機デビュー!

苗代から苗をとっているところから
薄々、気づいておりました。

2反目を植えるための苗が足りません。

いや、落ち着いて。騒いでもしょうがないじゃないか。
だって、苗を用意するしかないんだから。

そう、心がざわついている最中、
なんと、知人から田植え機を譲っていただけることに!
本当に恵まれ、感謝しております(人˘ ˘*)

ってことで2枚目の田んぼは、苗を調達し、
田植え機で、米作りに挑戦するしかありません。

腰痛持ちの私たちは、いかに腰痛の欠点を補いながら、無農薬・無肥料で、体に良く、尚且つ美味しい米が作れるのかを、素人のくせに試行錯誤し挑戦している身分です。

更に、理想は不耕起栽培なのですが、凸凹でこぼこした田んぼは、なんせ歩きづらいし、作りづらい。
そのため、トラクターで耕し代掻きして作る場所。不耕起栽培でやる場所。など、自分たちにあった栽培方法を少しずつ試しながら、引き続き挑戦していこうと思っています。

さて、田植え機も、苗の準備もできたので、近所でいつもお世話になっている方からトラクターをお借りし、代掻きを済ませて数日置き、田植えの準備も完了。

いよいよ田植え機で田植えに挑戦です!

…のはずが、

エンジンがかからない。

いろいろ調べる。

エンジンがかかる。
しかし、前に進まず、またエンジンが止まる。

結果。

いなべ市の田んぼがあるところで、
レモンは、田植え機の修理に、
みかんはもち米の、手植えに向かいましたとさ。

みかんがもち米の苗を、1本1本植えていると
ブオン、ブオン、という音が聞こえてきて
気づいたら動いていたそうな。

午前中いっぱい修理に時間を奪われておりましたが、
レモンは、見事なまでに、田植えを動かしているではありませんか。
(桃太郎風)おわり

私も乗ってみたい!
恐る恐る乗らせてもらうと…

「えっ!?こんなに速いの!?機械化って本当にすごい‼」

これが最初の感想でした。

手植えでは2〜3日かかる作業が、みるみる終わっていきます。

もちろん、簡単ではありません。

まっすぐ走るのは意外と難しい。

どの順番で田んぼを回れば効率よく植えられるのか、頭も使います。

それでも、とにかく楽しい。

気が付けば、1枚の田んぼが1時間もかからず植え終わっていました。

正直、とても感動しました。

今はAIや自動化の時代と言われていますが、私は今さらながら田植え機という”機械化”のすごさに拍手喝采。

昔から受け継がれてきた知恵と、現代の技術の進歩。

そのどちらにも支えられて、今の農業があるのだと実感しました。


やってみたからこそ、分かったこと

苗代では雑草との見分けに苦戦し、不耕起の手植えでは腰が悲鳴をあげ、初めての田植え機では機械化のありがたさを知りました。

思い通りにいかないことばかりですが、その一つ一つが次の米づくりにつながっています。

自然栽培のお米づくりは、毎年が勉強。

だからこそ面白いのかもしれません。


次回は、田植え後に待っていた
雑草との戦い「除草作業」についてお届けします!